あおいろ、あかいろ [エイリア]


信じられるか…?コレでエイリアカテゴリの記事100個目なんだぜ…?
よくもまあこんなに妄想できたなと自分でも驚いてます。絵板ログとか絵とかもあるんでしょうけども…!
これからも元気に自給自足ライフで生きたいと思います。
でも最近はぼちぼちベルガの絵見かけてはニヤニヤしてるんですよ←


と、いうわけでパーベルですー。
キスとかしてるけどまあウチのですから色気もへったくれもないですよねー…。
いいぜ見てやんよ!という方は続きからどうぞー^^
















大体、ネッパーは気分屋だ。
機嫌のいいときと悪い時は目に見えてそれが表面上に浮き上がってくるので実に分かりやすい。
それはそれでいいのだが、分かるのはあくまで機嫌がいいか悪いかのみで。
その後に何をどうするのかなどの行動パターンは、正直言って今まで一度も読めた試しがない。
だからこそ、今日はやけに上機嫌だと思って眺めていると不意ににやりと笑った。
これはいくらなんでも察しがつく。何か良からぬ事を考えている証だ。
だが、それが分かったからと言って、次の行動が読めるかどうかは別の話になる。
そう、分かっていさえすれば、自分は今彼に唐突に口づけられる等ということはなかっただろうから。
恥ずかしいのかと聞かれれば恥ずかしいと胸を張って答えられるが、
嫌なのか。と問われたらおそらくその答えはノーだ。
拒絶しようとすればできるというのに、拒絶しない自分は、恥ずかしい事にこの行為を案外気に入っているのかもしれない。
口に出せば調子に乗るので、言いはしないが。
だが、今回ばかりは拒絶しておけばよかったと後悔する。


がり。


何かを引っ掻いたような音と共に、口元に走るピリ、とした痛み。
ああ。噛まれたのだろうか。と思ったときにはネッパーは既に自分からはなれニヤニヤとしたいつも通りの笑みを浮かべていた。

「お前が何をしたいのかがたまにわからない」
「今わかったろ?」

分かったろ?などと言われても、頷けない。
何をどう思えば人の唇を噛もうという気分になるのか分かるはずがない。
一つ、諦めたようにため息をついて、軽く口元を拭う。
キーパーグローブに付着した色に、ああ。血が出ている。とようやく気がついた。
ぼうっとグローブを見つめるベルガの視線の先を追うように、ネッパーもベルガの手元を覗き込む。
ニヤリと、笑って。

「へえ、青いんだ」

何が。というのは聞かずとも分かるだろう。
キーパーグローブに付着した血痕は、青色。
肌の色から考えれば当然の事かもしれないが、人から青い血が流れる。とだけ告げるとどうにも人外のような響きを孕んでしまう。
だが、実質ベルガは人なのである。
無粋なネッパーの言葉に、ベルガは表情を歪める事なくもう一度口元を拭った。
先刻ついた、酸化してしまったどす黒い青の上に、鮮やかな青が上塗りされる。

「不気味か?」
「いいや?むしろそれが見たかったから噛んだ」
「……悪趣味だ…」

悪びれる事なくニヤニヤと笑うネッパーに、再びベルガはため息を吐く。
要するに先ほど噛み付いたのは自分の血の色を確認するためだったのか。
そんなもの、本人に聞けば分かる事だろうに。

「実物見たかったんだよ」
「だからといって…なんの前触れもなく噛むな」
「許可とったら良いってワケ?」
「そうじゃない」

じゃあどうすりゃいいんだよ。などとカラカラ笑う。
まず「人を噛んではいけない」という大前提があるはずだろうに。どうやらそういった常識は持ち合わせていないらしい。
いくら言っても聞く耳を持ちそうにないネッパーに今日何度目か知れないため息をベルガが吐いたのを見て、ネッパーはにやりと笑う。
ああ、この笑顔は何か良からぬ事を考えている証拠だ。
考える間もなく、もう一度口元に噛み付かれる。いい加減にしてくれないか。
切れてしまった口の端を拭うように舐めとられ、にやりと笑う。
この笑顔を見るのは、果たして何度目か。


「でも、味は俺のと同じ、だ」


にぃやりと笑うその顔はどこか嬉しそうで。
何が嬉しいのかさっぱり分からないベルガは、ただただ淡々と「そうか」と一言返すのが精一杯だった。



*************************
まとまりきらなかった、とか、秘密である。
とりあえずベルガの血が青かったりしたら萌えるよねとかそういうことが言いたかった。
いろんな方が言ってますけど青血青舌美味しいです^q^


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